ローカル

2016.04.12

インタビュー記事vol.02「企業の集客・雇用問題にも役立つ“情報発信”とは?」

皆さまこんにちは。

先日、弊社代表の甲谷に【地方創生とブランディング】についてインタビューを行いました。

 

前回のブログでは「情報発信の大切さと“ウェブによるブランディング”について」と題し、

 

企業やお店の想い、特色、個性を世の中に発信していくことの大切さについて語っていただきました。

 

ウェブとアプリを活用し、ブログを通して情報発信を続けることで、それを見た人が共感し、ファンになっていく。

 

この一連のプロセスがリピート率の向上や集客、更には新しいブラントの確立にも繋がります。

 

今回のブログでは、企業の求人・雇用活動にも活用できる「情報発信」の在り方についてお話したいと思います。

 

 

地方企業が抱える雇用問題

 

平成26年に大阪商工会議所が発表した雇用状況に関する調査によると…

 

雇用の過不足について60%以上の企業が「不足/不足する懸念あり」と答えています。

 

更に、「人手不足」による事業への支障については、なんと90%以上の企業が「支障が生じている/支障が生じる懸念あり」と回答しています!

(データ参照元:大阪商工会議所

 

つまり、現在、地方企業の雇用について抱える最も切実な問題は「人手不足」と言っても良いでしょう。

 

対策として賃上げなど労働条件の改善は、50%近くの企業が既に実施しているようです。

 

しかし改善されない人手不足。雇用問題。

 

グラフ1

グラフ2

グラフ3

 

ちなみに…

IT業界ではエンジニアの採用に苦戦している企業が多々ありますが、

 

それでもアスクリードでは順調にエンジニアの数を増やしつつあります!!

『アスクリードでエンジニアとして働くメリット』

 

最近では、ロシア人エンジニアのヴィタリ、

ベトナム人エンジニアのチャン、

『こんにちは。チャンです。』

フランス人エンジニアのジュリアンが仲間に加わりました!

『はじめまして!ジュリアンです!』

 

 

 

地方企業の二大課題とは?

 

実際に地方企業が抱えている課題についてヒアリングをすると、1番の課題は集客。

 

その次が人の獲得(雇用)といった声が聞こえてきます。

 

まずは集客の面で言うと、少子化、高齢化、過疎化などが進み、そもそもの消費者人口が減ってきていること。

 

そして消費者たちが大量生産で溢れ返ってしまった物、同じようなサービスに対して価値を見出せなくなっていること。

 

この2つが地方で消費が起こらなくなっている原因だと考えられます。

 

 

従来の「物・サービス」に飽きてしまった消費者たちに対し、消費を起こすためのイノベーションが起きてないのです。

 

結果、企業側としては集客に繋がらず悩みの種となってしまっています。

 

次に雇用面ではどうでしょう?

地方では未だに求人といえばハローワークが主流となっており、双方向型のITツールがないのが現状です。

 

東京では当たり前になりつつあるウェブの求人サイトが、地方ではその存在自体知られていないのです。

 

この企業がどんな取り組みをしているのか具体的に知る術がない求職者と、自社の魅力を伝える術がない雇用者。

 

このままでは、求職者と雇用者の間に本質的なものが生まれず、問題の解決には至りません。

 

 

 

情報発信による問題解決

前回のブログでもお伝えしたように、

「ウェブによるブランディング」とは…

 

企業の想い・特色を人々に伝え、その想いによって創られたサービスや商品にお客様が共感すること。

 

つまり、お客様が企業の”ファン”になること。

 

この“ファン化”こそ、今後の地方企業の集客および雇用の問題解決になります。

 

 

まず、集客面です。

これからは「物・サービス売り」から、「事・体験売り」をしていかないと消費は起きない時代になります。

 

事・体験売りとは…、

 

作り手(お店、企業)の価値を発信していくことです。

 

その目に見えない価値にお客様が共感したときに消費が起きます。

 

この情報発信を続けることで、企業のポジションが確立し、集客などの成果に繋がるのです。

 

IMG_3015

写真: 富山県高岡市にある「HANBUNKO」さん。モノ作りの楽しさを発信。

 

 

次に雇用面。

求職者と企業とのマッチングにおいて最も大切なことは「この企業で本当に働きたいかどうか」です。

 

企業が積極的に情報発信をし続け、ファンになってもらうことが「この企業で働きたい!」という想いに繋がります。

 

既に雇用問題が一企業の事業・経営を揺るがす…という所まで発展してしまっている状況の中、

 

地方企業は従来の求人活動では限界が来ていることを段々と感じ始めているのではないでしょうか?

 

 

ほぼ不可能であった求職者と企業との本質的なマッチングが情報発信によって可能となります。

 

企業のファンになってくれた方に働いてもらえることほど建設的なことはありませんよね?

 

この取り組みはこれからの地方の雇用において大変重要かつ急務なことだと感じています。

 

IMG_3100

写真:札幌市と高岡市のコラボレーション事業。こういった取り組みを地域に発信。

 

 

最後に

前回のブログでも最後に書かせていただきましたが、お店や企業がしっかり「情報発信をしていく」という文化をつくっていくことが、結果として地方の底上げになります。

 

アスクリードはこれからも情報発信の大切さを伝え続けます。

発信し続けます。

そして共感していただける企業様を更に更に増やしていきます。

つい先日も金沢で講演させていただく機会がありました。

北陸dupa講演資料

 

【地方創生】の実現に向けて、突っ走りたいと思います!

 

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この記事を書いた人

staff 代表取締役:甲谷雄一
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